臨機応変なタスク管理の視点をもつこと

さて、先日の記事で内容を割愛したLT内容についてです。

静岡ライフハック研究会Vol.4に参加してきた! #szokhack004 - ksworks.org
で、LTは一番手だったのですが、空気を読まずに「タスクシュート」の「T」の字も出さずにLTやりました( ´ ▽ ` )ノ

今回、静ラ研のテーマが「時間管理」だったことから…
どうやって時間を管理するのか?というところに焦点を置きました。

 

ここで、自分のタスク管理方法のベースはGTDなので、タスクシュートと絡めた話がなかなか出来ず…
また、はまさんの講演内容も予測できないことから、下手な内容をやるより、思い切って自分に出来るところで話しをしようと考えていました。

そこで、自分が普段タスクシュートに詰め込むときにちょっと考えているコンテキスト駆動の話を、その前提としているContext-Driven Testingの話を絡めて紹介することに( ´ ▽ ` )ノ

「ソフトウェアテストとは、ツールではなく、頭で行うもの」 - @IT
仮にベストプラクティスという言葉を”どんなものにも適用できるもの”と定義するなら、テストにベストプラクティスはない。”文脈や背景”を考え、それに最適な形で柔軟にテストを行うことが重要だ …

↑ IT(ソフトウェア)関係の記事なので、余り居ないかもしれませんが、興味がある方はこちらもどうぞ

先日の記事でもPDFファイルで上げていましたが、Slideshareに上げ直してみたので資料を再掲します( ´ ▽ ` )ノ

120512 ksworks-context-driven-taskmgt
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コンテキストという単語の意味について

まず、途中で挙手してもらったところGTDを知っている方が過半数だったようなので一安心したのですが、そのことについて知らない方が居たら困ることもあったため、その定義をさらりと紹介。

そこで、おそらく誰しもが一度は直面するであろう一つの問題があります。

「コンテキストって何をどう選べばいいの?」

# もしくは、今、何を選べばいいの?と。

 

とかく、自宅や職場に居るときは困ることは無いのですが、移動時間や待ち合わせの為の待ち時間など、所謂スキマ時間でどうすればよいのか、迷ってしまう事があると思うんです(^_^;)

 

で、実際の所、僕は今でも自分に100%合ったコンテキストを作れている自信はありませんが…
随時、適切な修正を加えながら突き進んでいくモノだと考えているため、それはそれで良いと考えています。

ですが、これが完全に出来ていない場合——先ほどの問題に直面したような時——に「私はタスク管理が出来てないんだorz」とむやみに挫折してしまう人も居るのではないかなと(^_^;)
# というよりも、自分がそうだったので、開き直るまでに多少の時間が掛かりましたw

 

Context-Drivenという考え方

Context-Driven Testingというのはソフトウェア関係の考え方ですが、一般化して応用することも可能な考え方の一つです。

例えば、大学で哲学の講義中、教授が『常に正直であること』の重要性を生徒たちに教えていたとする。そこに突然、刃物を持った強盗が押し入ってきて『Aはどこにいる! Aを出せ』と叫んだとしよう。そんなときも”正直であること”が大切だからと、Aの居場所を教えるのが正しいと言えるだろうか?

LTの資料にも入れましたが、このContext-Driven Schoolという考え方は、おそらくどのような事にも応用出来ます。

つまり、すべての条件、状況、目的に適用できるベストプラクティスなどなく、”背景・文脈に応じた臨機応変な対応”が大切ということだ

 

Context-Driven Task Management

そして掲題の話として、タスク管理に応用すると “Context-Driven Task Management” ということで現在の条件、状況、目的に適用できるベストプラクティスなどないので、”背景・文脈に応じた臨機応変な対応”をすることが大切という結論に至ります( ´ ▽ ` )ノ

 

実はその為にはいくつかの必要条件があって…

もちろん、期限に押し迫られている場合では、Context-Drivenに考える余裕がありません。
そして、特定の状況で出来る事のタスクリストが無いと、そもそも選ぶモノもありません。

また、これが一番難しいのですが、現在の状況にフォーカス出来ていないと、やはり何を選択して良いのかがわからないことになります。

この話は、今回LTには入れていなかったのですが、逆にContext-Drivenを意識することでこれが構築されていくのではないかなと(^_^;)
# 気楽にタスク管理に取り組んでもらいたいということから、敷居を上げるような「条件」の様なモノはだしたくなかった

 

ということで、気楽に取り組む為に…

というケースについてを「適当に」考えればいいという話をしたわけです( ´ ▽ ` )ノ

 

この話については、もう少し詰めて考えてみたいというところも合ったりするので、静ラ研レポートとは別に記事を上げました。
ていうか、先に書いておいて当日アップとかすればよかった…w