Terminal使いへの道(6) - lsの使い方(前編)

投稿日: / 更新日:

前回は単純に表示するだけの事をしたので、今回は実際のコマンドで表示を変えてみたいと思います( ´ ▽ ` )ノ

というか、第2回から置き去り続けていたlsの説明ですが…(^_^;)

 

14finder.jpg

↑ このフォルダには、第四回の時に作った画像ファイルが入っています。

このフォルダの中身をlsで表示してみましょう( ´ ▽ ` )ノ
# 単にファイルが色々あるところで表示弄りたかったので、このフォルダであることの意味は一切ありません

 

14term2.jpg

↑単純に表示するだけですが…

$ ls
24desktop01.jpg     24dir-mkdir.jpg     24term03.jpg
24desktop02.jpg     24term001.jpg
24dir-before.jpg    24term01.jpg
$ 
$ ls -a
.           24desktop02.jpg     24term01.jpg
..          24dir-before.jpg    24term03.jpg
.DS_Store       24dir-mkdir.jpg
24desktop01.jpg     24term001.jpg

-aというパラメータを追加することで、普段は表示されない.DS_Storeなどの非表示ファイル(ファイル名が.で始まる特殊ファイル)が表示されます。
# -Aオプションを使うと、...だけを除いて表示してくれるのでもっと見やすいのですが…なんとなくわざわざ大文字Aを打ち込むのがわずらわしくて僕は余り使いません。Shift押すだけなんだけどね。慣れれば全然問題ないですw

14finder3.jpg

↑ 通常、Finderなどでは.で始まるファイル名は保護されているため、表示されない&ファイル名変更も出来ないようになっています。

こういった特殊な非表示ファイルを見たり弄ったり出来るのはTerminal使いならではの特権でしょう( ´ ▽ ` )ノ

 

14term4.jpg

↑ ファイルの数などが変われば、lsは表示する位置などを調整して見やすい表示をしてくれるように調整してくれます。

$ mkdir tmp
$ mv 24term* tmp
$ ls
24desktop01.jpg     24dir-before.jpg    tmp
24desktop02.jpg     24dir-mkdir.jpg
$ mv tmp/* .
$ rmdir tmp
$ ls
24desktop01.jpg     24dir-mkdir.jpg     24term03.jpg
24desktop02.jpg     24term001.jpg
24dir-before.jpg    24term01.jpg

ここで、ディレクトリ作ったりファイル移動したりしているのは、ファイル数の調整の為ですので余り気にしないでください(^_^;)

その辺りの操作が気になる方は 第三回(ファイル操作)第四回(ディレクトリ操作) の記事も見てください( ´ ▽ ` )ノ

 

14term5.jpg

↑ 1行に1ファイルで表示 or 詳細な情報も一緒に表示

$ ls -1
24desktop01.jpg
24desktop02.jpg
24dir-before.jpg
24dir-mkdir.jpg
24term001.jpg
24term01.jpg
24term03.jpg

-1オプションを使う事で、1行に一つのファイル名のみを表示することができます。

$ ls -l
total 744
-rw-r--r--  1 ks  staff  56404  4 25 19:11 24desktop01.jpg
-rw-r--r--  1 ks  staff  54717  4 25 19:12 24desktop02.jpg
-rw-r--r--  1 ks  staff  48540  4 23 22:02 24dir-before.jpg
-rw-r--r--  1 ks  staff  55540  4 23 22:03 24dir-mkdir.jpg
-rw-r--r--  1 ks  staff  48652  4 23 22:03 24term001.jpg
-rw-r--r--  1 ks  staff  54093  4 25 19:14 24term01.jpg
-rw-r--r--  1 ks  staff  51710  4 25 19:13 24term03.jpg

同様に、1行に一つのファイル名ですが…詳細な情報を合わせて表示するのが-lオプション(小文字L)です。

 

14term6.jpg

↑ちょっとディレクトリとシンボリックリンクを作って属性表示してみます。

$ ls -F
24desktop01.jpg     24dir-mkdir.jpg     24term03.jpg
24desktop02.jpg     24term001.jpg       test/
24dir-before.jpg    24term01.jpg        testlink@
$ 
$ ls
24desktop01.jpg     24dir-mkdir.jpg     24term03.jpg
24desktop02.jpg     24term001.jpg       test
24dir-before.jpg    24term01.jpg        testlink

違いがわかるでしょうか?(^_^;)

ディレクトリとして作成したtestは、test/と末尾に/が追加されています。
また、シンボリックリンクのtestlinkは、testlink@と末尾に@が追加されています。

14term7.jpg

↑ また、先ほどの-lオプションと合わせて指定することで、表示される情報がもっとわかりやすくなったりします。

 

14term8.jpg

↑ 同様に-1オプションと組み合わせ。

こんな感じで、複数のオプションを指定する際には、概ね大体のコマンドではオプションの文字だけ続けて記載することで組み合わせで認識してくれます。
「概ね」というのは、たまにそれが出来ないコマンドもあるということですが(^_^;)

 

ちょっと色々書きすぎた感があるので、本日はここまで( ´ ▽ ` )ノ

# 次回はlsのソート表示の説明をします


- スポンサードリンク -